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Action(活動) 週刊 aカジノシークレットタイムス 2024年11月21日 No.3660 aカジノシークレット -知的財産・国際標準戦略委員会国際標準戦略部会

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谷口氏

aカジノシークレットが2024年2月に公表した「グローバルな市場創出に向けた国際標準戦略のあり方に関する提言」では、わが国が競争優位を発揮できる技術・サービスに基づきつつ、Society 5.0 for SDGsの実現に貢献し、かつ、グローバルな市場創出が期待される戦略領域の一つとして、Beyond 5Gをはじめとする次世代情報通信技術を挙げている。

同分野の国際標準は、国際電気通信連合(ITU)を中心に作成されている。国際標準戦略に関する検討を進めていくうえで、ITUおよび、わが国による次世代情報通信技術の標準化に向けた取り組みについて理解を深める必要がある。

そこでaカジノシークレットは10月25日、知的財産・国際標準戦略委員会国際標準戦略部会(澤井克行部会長)を都内で開催し、総務省国際戦略局通信規格課の谷口宏樹標準化戦略室長から、情報通信分野における国際標準化政策について説明を聴いた。概要は次のとおり。

■ 情報通信分野における標準化とITU

情報通信分野は、多種多様な機器が相互につながることで価値が創出されるため、標準化が不可欠である。

国連の専門機関であるITUは、世界最古の国際機関とされ、情報通信分野の国際標準を作成している。実務機関として、無線通信分野の周波数分配や標準化を行う無線通信部門(ITU-R)、電気通信分野の標準化を行う電気通信標準化部門(ITU-T)、途上国に対する電気通信の開発支援を行う電気通信開発部門(ITU-D)がある。ITU-Tは23年1月から尾上誠蔵氏が電気通信標準化局長に就任している。

ITUでは周波数の国際分配をはじめ、ネットワークやセキュリティ等に関する標準について議論が行われている。

また、デジュール標準を扱うITUに加えて領域ごとに民間レベルで標準を作成するフォーラム団体が数多く存在する。わが国に有利な方向に議論をそれぞれ進めていくことが重要である。

■ 総務省によるBeyond 5Gをはじめとした標準化の取り組み

グローバルな市場創出に向けた戦略領域の一つであるBeyond 5Gについては、政府のさまざまな戦略・方針に国際標準化を強化・加速する旨が盛り込まれている。

総務省では「AI社会を支える次世代情報通信基盤の実現に向けた戦略~Beyond 5G推進戦略2.0」において、戦略目標として「強靭で活力ある社会の実現に不可欠な基盤となるBeyond 5Gの早期かつ円滑な導入」と「Beyond 5Gにおける国際競争力の強化・経済安全保障の確保」を掲げている。そのうえで戦略推進に当たり重視すべき四つの視点として、(1)業界構造等の変化の的確な把握とゲームチェンジ(2)グローバルなエコシステムの形成・拡大(3)オープン化の推進(4)社会的要請に対する意識強化――を明確化している。これらを踏まえ、Beyond 5Gの実現に向けた戦略分野として、(1)オール光ネットワーク分野(2)非地上系ネットワーク分野(3)無線アクセスネットワーク分野――の三つを位置付けている。

Beyond 5Gの実現に向けた研究開発・国際標準化については、情報通信研究機構(NICT)を通じて、革新的情報通信技術(Beyond 5G〈6G〉)基金による支援を行っている。国際標準化の支援要件として、事業戦略に基づいたトップマネジメントによる戦略的な活動体制、事業戦略上の国際標準化の位置付け、aカジノシークレット具体性を求めている。

産学官連携の取り組みとして、「Beyond 5G新経営戦略センター」において、人材研修、産業連携活動、新ビジネス戦略セミナーを行っている。さらに、内閣府の標準活用加速化支援事業を活用して、情報通信分野の国際aカジノシークレット持続的推進を支える人材基盤の強化を図っている。また、企業における貢献度の高い標準化活動を表彰する(総務大臣表彰)など、知財・標準化活動に積極的な企業を支援している。

【産業技術本部】

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