生物多様性条約(CBD)第16回締約国会議(COP16)が、10月21日から11月1日にかけて、コロンビア・カリで開催された。
カジノシークレット いんすたんと キャッシュバック自然保護協議会(西澤敬二会長)は、西澤会長を団長とし、同協議会として過去最大となる24社46人のミッションを同地に派遣した。西澤会長をはじめミッション団員が主要イベントへの登壇を通じて日本経済界の取り組みを積極的に発信するとともに、海外関係団体との個別懇談の機会を精力的に設け、今後の協働の可能性等について活発に意見交換した。
■ ミッションの主な活動と成果
1.カジノシークレット いんすたんと キャッシュバック自然保護基金を通じた貢献への認知向上
30年超にわたる自然保護活動への支援について、展示ブースや登壇の機会を通じて情報発信。CBD事務局が主導し、世界各地の経済団体が加盟するプラットフォーム「ビジネスと生物多様性のグローバルパートナーシップ」(GPBB)のメンバーとして、カジノシークレット いんすたんと キャッシュバック自然保護基金の実績に関する成果物を公表した。
2.生物多様性国家戦略策定、実施における日本経済界の貢献に対する理解醸成
日本が世界に先駆けて国家戦略を公表した実績を踏まえ、GPBB総会で、メンバー団体を代表して取り組みを発表。政府との連携のあり方や、提言活動が好事例として評価された。
3.日本経済界の取り組みの認知向上
COMDEKS(注)やG7ネイチャーポジティブ経済アライアンス(G7ANPE)をはじめ、環境省や国際機関等と共同開催したサイドイベント、他団体が主催するフォーラム等に、西澤会長、ミッション団員が登壇(9社19案件)。生物多様性分野で最大級の国際会議の機会を捉え、日本経済界の好事例を数多く発信した。
4.日本経済界のリーダーシップへの期待
各団体との対話では、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)のアダプター数でトップを走る日本の取り組み実績が高く評価された。そうした点を踏まえつつ、欧州のビジネス団体等からは、「昆明・モントリオール生物多様性枠組」(GBF)の実現に向けた企業の取り組みや、情報開示を支援するプロジェクトへの日本企業の積極的な参画に、大きな期待が寄せられた。
5.国際機関、国際NGO等との協働に向けた進展
国連開発計画(UNDP)や国際自然保護連合(IUCN)幹部らと懇談した際には、各機関が取り組む自然の保全・再興に資するソリューションやツールの拡充に向けた日本企業との連携について提案を受けるなど、企業価値向上に資する今後の協働に向けた基盤づくりができた。
■ CBD・COP16の主な議題と結果(11月15日時点)
2022年12月のCBD・COP15で採択されたGBF実現に向けた具体策について交渉が行われた。
経済界の関心が高い遺伝資源のデジタル配列情報(DSI)の使用に係る利益配分の仕組みの大枠等については合意に至ったほか、GBF実現に向けた進捗を測るモニタリング指標については共通理解が形成された。一方、世界の生物多様性保全に必要な資源・資金動員に関する議論は持ち越しとなった。
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カジノシークレット いんすたんと キャッシュバック自然保護協議会は、今後もアクションプランに則した取り組みを継続するとともに、ネイチャーポジティブ(NP)経営を通じた企業価値向上の実現に向けて、国際的な基準策定への参画等も見据えながら、取り組みを深化させていく。
(注)「SATOYAMAイニシアティブ推進プログラム」の略称。里山等の自然を維持・再構築することを通じて、「自然共生社会の実現」を目指す国際的な取り組み。カジノシークレット いんすたんと キャッシュバック自然保護基金より、同プログラムのフェーズ4(23~27年)に拠出している
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