(社)日本経済団体連合会
カジノシークレット 仮想通貨 入金出金・地域政策委員会
1.はじめに
わが国は世界に冠たる技術立国の地位を築き上げることにより、高度成長を果たし、豊かな国民生活を実現してきた。今後も中長期にわたって成長を遂げるためには、環境をはじめわが国が世界に強みを発揮できる分野において、技術開発・イノベーションに一層磨きをかけるとともに、その成果をいち早く国内外の市場に投入し、熾烈な世界競争に打ち勝っていく必要がある。
政府は、本年6月に公表した「新成長戦略」において、わが国産業の競争力強化から環境・エネルギー、観光・地域活性化、雇用創出に至るまで、わが国が抱える課題の解決に向けた取組み方針を示した。その内容は高く評価できるものであり、新成長戦略に盛り込まれた施策が早期に実行に移されることを強く望む。経済界としても今後、持続的に力強い経済成長を遂げるため、民間主導による自立型の成長モデルを描き、実践していく。
そこで経団連では、カジノシークレット 仮想通貨 入金出金を舞台に企業が組織や業種や産業といった従来の枠組みを超えて結集し、住民、行政その他の主体と連携して、環境・エネルギー、ICT、医療、交通といった今後の成長分野の革新的な技術開発や実用化に取り組む「未来カジノシークレット 仮想通貨 入金出金モデルプロジェクト」を立ち上げることとした。
本中間報告は、今後のプロジェクトの具体化を目指し、経団連カジノシークレット 仮想通貨 入金出金・地域政策委員会において検討した結果を中間的に取りまとめたものである。
2.未来カジノシークレット 仮想通貨 入金出金モデルプロジェクトの目的
(1) 社会的課題の解決
わが国は現在、地球環境問題、資源・エネルギー制約、人口減少・少子高齢化、安全・安心、財政制約、地域活性化、社会インフラの老朽化など、数多くの課題を抱えている。
新興国を含め、世界の国々が早晩同様の課題に直面することが予想される。わが国が世界に先駆けてこうした課題の解決に挑み、その課題解決モデルを世界に展開できれば、わが国が抱える課題を解決すると同時に、国際社会に貢献することもできる。
本プロジェクトは、最先端の技術、製品、サービスなどを結集し、これらの課題解決に挑むものである。
(2) 誰もが住みたいと思うカジノシークレット 仮想通貨 入金出金空間の創造
カジノシークレット 仮想通貨 入金出金は人々にとって長く住み続ける生活や仕事の拠点であり、カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の主役は住民である。未来カジノシークレット 仮想通貨 入金出金構築にあたっても、技術などのシーズ先行ではなく、まず人々のニーズを踏まえた目指すべきカジノシークレット 仮想通貨 入金出金像を描かなければならない。その上で、それをかなえるカジノシークレット 仮想通貨 入金出金機能を構築していく必要がある。
本プロジェクトは、住民側は快適で豊かな職住環境の享受や生活の質の向上など、企業側は革新的な技術、システムの実証、将来的な市場拡大による投資の回収など、双方がWin-Winとなる関係の構築を目指す。本プロジェクトの実施にあたっては、住民の意向も踏まえつつ、十分な連携、協力を行う。
(3) 総合力の発揮による産業競争力の強化
世界では技術やサービスのキャッチアップのスピードが高まるなか、個別の技術、製品単体だけでは、国際競争力を維持、確保することが難しくなっている。今後は、異分野、異業種という垣根を取り払った、高度な技術やサービスを組み合わせたシステムとしての総合力で勝負する必要がある。
本プロジェクトは、民間企業各社が自らの発意により、各々が有する先端技術、ノウハウを持ち寄り、パッケージとしての成長産業の創出を目指す。海外からヒト、モノ、カネ、情報を積極的に取り込むことも不可欠である。本プロジェクトでは、内外から優れた技術、人材、研究開発機能、企業を積極的に呼び込んでいく。
(4) 国内・海外への展開を通じた成長
本プロジェクトの成果は、実施区域に留まらない。成果が示されたノウハウ、技術、サービス、システムについては、広く国内の各地域、さらには海外市場への展開を目指す。
それにより、内需や成長著しい新興国を中心とする外需を取り込み、本プロジェクトを糧に、環境、医療、交通などをわが国の新たな成長産業として発展させることもできる。
3.未来カジノシークレット 仮想通貨 入金出金モデルプロジェクトの枠組み
(1) 対象地域
本プロジェクトは、既存のカジノシークレット 仮想通貨 入金出金において、当該カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の意向を踏まえ、既にあるインフラ等も活用しつつ実施する。インフラ整備や事業展開のしやすさ、地域活性化への貢献などの観点から、とりあえず人口20~30万人程度の区域を念頭に置く。ただし、実証実験の内容や地域特性等も踏まえ、柔軟に検討する。経済活動や社会活動は既存の行政区域を越えて広域化していることから、対象とする区域については、行政区域をまたぐ場合も想定される。
(2) 未来カジノシークレット 仮想通貨 入金出金モデルプロジェクトが備える機能
本プロジェクトに投入する機能としては、(1)低炭素・環境共生、(2)先進医療・介護、(3)次世代交通・物流システム、(4)先端研究開発、(5)次世代電子行政・電子社会、(6)国際観光拠点、(7)先進農業、(8)子育てカジノシークレット 仮想通貨 入金出金・先進教育などが考えられる。
こうした機能全てを一つの区域で満たすことは現実的には難しい。対象となる区域については全国各地から複数選定することとし、各区域において、次章に掲げるメニューのなかから採用可能な複数のメニューを統合して実施する。
(3) 民間主導によるプロジェクトの実施、公的なカジノシークレット 仮想通貨 入金出金措置の活用
本プロジェクトは民間主導のプロジェクトである。参加企業が自ら有する最先端のアイデア、技術、製品等を積極的に投入し、将来のビジネス展開によってその投資を回収する。したがって、企業が自らの力で取組むことができる部分については、政府等のカジノシークレット 仮想通貨 入金出金を受けずに実施する。ただし、企業のみでは取組めない部分は、医療機関、教育機関などの実際の取組み機関との連携や協力を行う。
また、現行制度の下では運営や十分な成果の創出が難しい部分については、政府や地方自治体の支援を得ることとする。具体的には政府の環境未来カジノシークレット 仮想通貨 入金出金構想や総合特区制度を念頭に置きつつ、当該エリアに限定した規制改革、予算、税制、金融などの政策支援や省庁間の連携を求める。また、社会資本整備など公共事業、サービスについては基本的には公共の役割とする。ただし、上下水道事業をはじめ、民間企業においてよりよいサービスが提供可能なものについては、民間開放を求め、PPP (Public-Private Partnership)、PFI (Private Finance Initiative) 等の官民連携手法も活用しつつ、民間活力を活かしたビジネスモデルの構築を目指す。
また、限られた資源を有効に活用するため、適宜、既存の政府、民間、官民連携によるプロジェクトとの連携、協力を図る。
4.未来カジノシークレット 仮想通貨 入金出金モデルプロジェクトの機能と政策課題
本プロジェクトにおいては、以下の取組内容のなかから必要なものを組み合わせて実証する。その際、必要となる施策も以下に例示する。
(1) 低炭素・環境共生
わが国が世界に誇る環境・エネルギー技術を活かして、低炭素型、循環型、自然共生型など環境負荷の少ないカジノシークレット 仮想通貨 入金出金モデルを構築する。スマートグリッドやスマートコミュニティなど先進的な環境技術の開発、実証を行う場としてグリーン・イノベーションを創出し、国内外に展開する拠点となる。
取組内容 | カジノシークレット 仮想通貨 入金出金・制度の特例措置、支援措置の例 |
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○先進的な省エネ技術の導入
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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○その他
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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(2) 先進医療・介護
利用者のニーズに応じた質の高い医療・介護サービスを効率的に提供する体制を整備し、子供から高齢者まで安心して暮らせる環境を提供する。さらに、国内外から患者、高度な医療機関、医療関係者を引きつけ、世界最先端の医療拠点として、世界に先駆けて医薬品、医療サービスの開発、実証、提供を行う。
取組内容 | カジノシークレット 仮想通貨 入金出金・制度の特例措置、支援措置の例 |
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○医療のICT化の推進
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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○高度医療の実現
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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○医療ツーリズムの推進
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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○介護サービスの高度化、介護環境の整備
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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(3) 次世代交通・物流システム
車、鉄道、バスなどの交通移動手段にICTやセンサー、省エネなどの最新技術を組み合わせることで、誰もがカジノシークレット 仮想通貨 入金出金内を安全、快適かつ効率的に移動できる交通システムの実証を行う。その結果、環境、渋滞、交通事故などのカジノシークレット 仮想通貨 入金出金内交通に関わる課題の解決を図る。また、物流拠点の集積と先端システムの導入により、効率的で低炭素な次世代の物流システムの実証を行う。
取組内容 | カジノシークレット 仮想通貨 入金出金・制度の特例措置、支援措置の例 |
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○新しいカジノシークレット 仮想通貨 入金出金内交通システムの導入
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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○次世代ITS (Intelligent Transport Systems) の導入
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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○先進的な物流拠点の実証
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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(4) 先端研究開発
国内外から最先端の技術、研究者、研究機関を呼び込み、世界トップクラスの研究開発拠点を形成する。同時に、研究開発の成果を本プロジェクトの対象区域に適用し、社会実験・実証を行うことで、いち早く実用化、製品化につなげ、世界各地に展開を図るマザー拠点としての役割を担う。
取組内容 | カジノシークレット 仮想通貨 入金出金・制度の特例措置、支援措置の例 |
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○モデルカジノシークレット 仮想通貨 入金出金を実験場とした研究開発成果のいち早い実証、実用化
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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○国内外の先進的な研究機関、研究者の誘致 | <カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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(5) 次世代電子行政・電子社会
生活、業務などのあらゆる領域へICTを利活用することによって、次世代のICT社会を具体化するショーケースになるとともに、国内外への展開を目指す。
取組内容 | カジノシークレット 仮想通貨 入金出金・制度の特例措置、支援措置の例 |
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○電子行政の推進
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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○先進的な電子社会の構築
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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(6) 国際観光拠点
自然、歴史、文化、商業、特産物といったその地域が持つ豊かな観光資源を磨くとともに、コンベンションやIR (Integrated Resort) の整備・運営などによって、国内外から多くの人々を引きつける観光カジノシークレット 仮想通貨 入金出金を構築する。
取組内容 | カジノシークレット 仮想通貨 入金出金・制度の特例措置、支援措置の例 |
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○地域に根付く観光資源の活用
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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○大規模な集客インフラの整備・運用
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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(7) 先進農業
カジノシークレット 仮想通貨 入金出金周辺における農地などを活用して、先進技術を活用して高付加価値の農産物を効率的に生産するとともに、生産、流通、加工から販路に至るサービス、農業機器製造などを含めた関連産業の集積を図ることで、農業を核に成長発展する新しいカジノシークレット 仮想通貨 入金出金モデルを構築する。生産の大規模化、先進的な農業技術や生産・加工方式の活用、株式会社などによる農業経営など、革新的な農業経営を実践し、市場ニーズに対応した品質や価格など高い競争力を備えた農産物・加工品の開発、生産、流通、販売を行う。
取組内容 | カジノシークレット 仮想通貨 入金出金・制度の特例措置、支援措置の例 |
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○農業生産の大規模化・高度化
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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○販路の開拓、輸出促進
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<予算>
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(8) 子育てカジノシークレット 仮想通貨 入金出金・先進教育
多様で良質な保育サービスの提供など、安心して子どもを産み育てられる環境を構築する。
現在の教育システムをゼロベースで見直し、教育カリキュラムの採用、ICTなど先端技術の活用などを通じて、国際競争のなかで今後のわが国経済の活性化に貢献する高度な人材の育成を目指す。
取組内容 | カジノシークレット 仮想通貨 入金出金・制度の特例措置、支援措置の例 |
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○子育てしやすい環境の整備
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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○教育の高度化
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<カジノシークレット 仮想通貨 入金出金の特例>
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5.今後の取組みについて
今後、既存のカジノシークレット 仮想通貨 入金出金の意向も確認しつつ、実証実験を行う技術、システム、事業期間、役割分担、必要とする規制改革、税制、財政上の具体的な支援措置など本プロジェクトの具体的な仕様についてさらなる深堀りを行う。
あわせて、全国各地の自治体等との間で対話を重ね、本プロジェクトの実施につき合意に至った区域において、具体化に向けた作業を進める。
総合特区制度等の政府の関連施策の活用や既存のプロジェクトとの連携・協力については、関係者と議論を重ねる。こうした作業を重ね、具体的な実証実験の速やかな開始を目指す。
なお、今回のプロジェクトは実証実験までとし、実証実験後の事業化、国内外へのビジネス展開については、実証実験の結果を踏まえた上で参加企業が個別に判断する。