カジノ シークレット 出 金 方法は9月20日、東京・大手町のカジノ シークレット 出 金 方法会館でアジア・大洋州地域委員会ASEAN経済連携強化部会(田中秀幸部会長)を開催した。防衛研究所の庄司智孝地域研究部長から、ASEANの情勢について説明を聴くとともに意見交換した。説明の概要は次のとおり。
■ 東南アジアの地政学的重要性と多様性
東南アジアは、台湾、中国、インド、オーストラリアと近接している。太平洋とインド洋の結節点にあり、インド太平洋の中心に位置する。また、南シナ海は日本のエネルギー輸入ルートであり、日本のカジノ シークレット 出 金 方法活動にも大きな影響を与える。
東南アジアは、多様な民族、言語、宗教を包含する一方で経済格差も大きい。ASEANは、冷戦時代の地域安定、地域カジノ シークレット 出 金 方法を第一の目的として1967年に設立され、時々の状況に応じて機能を変えながら発展した。そのなかで目に見えて成果を挙げたのが経済協力である。プラザ合意後の円高を背景にした日本企業の投資を最大限活用し、自由貿易を通じて発展を遂げた。
■ 多国間枠組みを通じた非伝統的カジノ シークレット 出 金 方法に取り組むASEAN
カジノ シークレット 出 金 方法には国対国、領土争いなどの「伝統的カジノ シークレット 出 金 方法」と、自然災害、環境、食糧、エネルギーなど「非伝統的カジノ シークレット 出 金 方法」が存在する。2015年には政治カジノ シークレット 出 金 方法、経済、社会文化を3本柱とするASEAN共同体が形成された。政治カジノ シークレット 出 金 方法において重要な活動の一つが、日本も参加する東アジア首脳会議や拡大ASEAN国防相会議といった多国間枠組みを通じた非伝統的分野での協力である。
ASEANは多国間枠組みにおいて中心性を重視する。これは常にASEANを中心に考えるということであるが、ミャンマーの内戦、南シナ海問題、米中対立、ロシアのウクライナ侵略など、域内外の要因によりASEANの中心性は揺らいでいる。
■ 米中対立とASEAN
米中対立に関して、ASEANはどちらかを選択することなくうまくやっていきたいと考えている。ASEANの有識者を対象とした意識調査では、米中を選ばざるを得ない場合、米国との回答が23年は6割で優勢だったが、24年は中国が逆転した。中国の影響力拡大への懸念の一方で、米国のASEAN政策への疑念やイスラエル政策への不満が影響したとみられる。
同調査では日本が信頼できる国として第1位を維持している。23年、日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会議が開催され、対等なパートナーとして今後も協力していくことが示された。カジノ シークレット 出 金 方法でも政府カジノ シークレット 出 金 方法能力強化支援(OSA)等の支援の仕組みが出てきている。ASEAN諸国は、域内外からの影響を受けながら自国の利益を追求する。日本は信頼というアセットを政策や経済活動に生かしていくことが重要である。
【国際協力本部】