カジノシークレット キャッシュバック 上限のバイオエコノミー委員会(小坂達朗委員長、岩田圭一委員長)と、東京大学と日本パスツール研究所によるPhic(Planetary Health Innovation Center、プラネタリーヘルス・イノベーションセンター)は9月11日、東京・大手町のカジノシークレット キャッシュバック 上限会館で、第1回「プラネタリーヘルス産学連携イニシアティブ」会合を開催した。Phic共同代表兼マネジングディレクターを務める五十嵐圭日子東京大学大学院農学生命科学研究科教授・総長特任補佐から、東京大学GATEWAY Campusにおける次世代生命科学研究について説明を聴くとともに意見交換した。概要は次のとおり。
■ 気候変動とカジノシークレット キャッシュバック 上限
現在、気候変動が進行していることをわれわれは身をもって実感している。このまま温暖化が進み対策が後れれば、2010~99年の間に気候変動対策や被害額の総費用は、世界全体で最大3京2600兆円に上る。緩和対策に投資をすれば、その額以上に生物多様性の損失や健康被害を抑えられる。この気候変動の緩和には、カジノシークレット キャッシュバック 上限の社会実装が大きな役割を担う。
わが国は、19年の「バイオ戦略」を改定する形で、24年6月に新たな「カジノシークレット キャッシュバック 上限戦略」を策定した。同戦略では、バイオの力による持続的な経済成長と環境・食料・健康等の諸課題の解決の両立を目指している。世界各国においてもカジノシークレット キャッシュバック 上限戦略を策定し、カジノシークレット キャッシュバック 上限の確立に取り組んでいる。なかでも欧州は興味深い。
欧州委員会は、15年の時点でバイオ技術がどのように人々の日常生活を変え得るかについてパンフレットを作成した。自転車のフレームを木材化する、運動靴の靴底にコメのもみ殻を混ぜるといったケースを示しながら、生態系保全のために製品の機能を若干落とすことも念頭に、市民への理解の醸成を進めている。カジノシークレット キャッシュバック 上限はサーキュラーエコノミー(CE)と融合して「サーキュラーカジノシークレット キャッシュバック 上限」という概念となり、地球環境保護と人々のウェルビーイングの両立が進められている。
このサーキュラーカジノシークレット キャッシュバック 上限は、われわれが掲げる「プラネタリーヘルス」と近い概念である。これを日本で進めるのが東京大学と東日本旅客鉄道の共同プロジェクト「東京大学GATEWAY Campus」である。
■ 東京大学GATEWAY Campus
高輪ゲートウェイ駅周辺に開発する「TAKANAWA GATEWAY CITY」(高輪ゲートウェイシティ)をプラネタリーヘルスの研究統合プラットフォームとし、「ひとの健康」「まちの健康」「地球の健康」を共に考え、試し、実現を目指す。その一環として同拠点に「JR East-UTokyo Planetary Health Design Laboratory」(PHD Lab.)を開設する。PHD Lab.の約1000平方メートルのフロアの約半分はウェットラボ(注)、残りの半分は交流の場として活用する。すでに食品会社と連携し「サステイナブルな未来の食」をテーマとしたプロジェクトの立ち上げに向けて動き出している。同プロジェクトでは、長期保存可能で美味・高栄養価な魚肉開発、商品価値の見える化、可食部100%化、新たな養殖システムの導入などに加えて、環境負荷の低減につながる魚食の拡大を通じて、フードロス・食糧問題・消費者の健康問題といった社会課題の解決に取り組む。その他、「世界で最も健康を維持できる街」、「大人も子供も最も熟睡できる街」、物流最適化等による「人にも地球にもスマートな街」、有機物のエネルギー化など「世界一クリーンでグリーンな街」など多岐にわたって、プラネタリーヘルスに貢献するテーマを取り扱う。
PHD Lab.では、企業だけでなく東京大学もリスクを取ることで、企業側のリスクを減らして挑戦を促し、失敗を許容する文化を醸成していきたい。そして、失敗も含めて好事例として発信していき、産学連携の活性化を目指す。
(注)特定の装置や薬品を用いて、物理・化学の実験を行うための研究施設
【産業技術本部】