今野氏

カジノシークレット 出金 時間は7月2日、東京・大手町のカジノシークレット 出金 時間会館で労働法規委員会（冨田哲郎委員長、小路明善委員長、芳井敬一委員長）を開催した。学習院大学の今野浩一郎名誉教授・学習院さくらアカデミー長から、これからの労働法規と人事管理について説明を聴いた。概要は次のとおり。

■ 企業と労働者を取り巻く環境とカジノシークレット 出金 時間規制

近年、経済のグローバル化や技術革新によって競争が激化し、市場の不確実性が高まっている。他方、労働市場では人手不足が深刻化したほか、労働者の価値観や生活スタイルが多様化し、自律的なキャリア形成が求めるようになった。これらを背景に、従来の企業の人事管理は限界を迎えつつある。

労働基準法制は、同じ場所・時間で画一的に働くことを前提に「労働者」を保護し、「事業場」を罰則付きの強行法規で規制する。しかし、働き方の多様化によってカジノシークレット 出金 時間制が想定していない変化が生じている。労働者の健康を確保する「守る視点」と、労働者の多様な働き方や自発的なキャリア形成を支援する「支える視点」から、カジノシークレット 出金 時間制のあり方を検討する必要がある。

■ 変わる「個人と企業の関係」と人事管理

「個人と企業の関係」は人事管理の基盤であり、いつの時代も個人と企業は「選びあう関係」にある。しかし、相互に求める内容は変わってきた。

個人は、これまで生活の安定を求め、働き方やキャリアの決定を会社に委ねていたが、今は希望する働き方や職業人としての成長を求め、企業への貢献（価値創出）を志向する傾向がみられる。他方企業は、社員の働き方や仕事・キャリアを決定していたが、社員が柔軟な発想で価値を創出し、成果を上げることを求めるようになってきている。そのため企業は、「管理する人事」から「支援する人事」へと転換を進め、社員の成長を企業の成長に結び付けていく必要がある。

「支援する人事」は、二つの人事管理で構成される。一つ目は社員の「選べる」を支援する人事管理である。（1）働き方（フレックスタイム等の柔軟な労働時間制度、リモートワーク等）（2）仕事（社内公募制度等）（3）能力開発（選択型研修等）（4）キャリア（キャリア形成支援、仕事と育児の両立支援等）――を軸に、多様な選択肢を社員に提供する先進企業が多い。

二つ目は「選べる」を「もうける」につなげる人事管理である。「もうける」につなげるには、（1）気持ち（経営理念の共有、エンゲージメント向上等）（2）仕事（仕事内容と求められるスキルの見える化等）（3）能力開発（人材データベースの整備、人材育成方針の明確化等）（4）報酬（成果・能力重視の評価制度等）（5）キャリアの道筋（複線型のキャリアパスの構築等）（6）健康確保策（健康確保策の拡充等）――に関する施策が効果的である。

■ 「これから型」の人事管理

これからの人事管理は、社員の希望する働き方やキャリア形成を支援する「供給サイド重視型」と、仕事と成果を基本とする「需要サイド重視型」の両立が課題となる。両立に向けて企業は、なぜ社員の自律的キャリア形成を支援するのかを考え、新たなモデルを打ち出していかなければならない。

【カジノシークレット 出金 時間制本部】