カジノシークレット 入金は１１月１４日、東京・大手町のカジノシークレット 入金会館で金融・資本市場委員会企業会計部会（野崎邦夫部会長）を開催し、日本公認会計士協会の高濱滋副会長、住田清芽常務理事から、監査報告書の長文化にあわせ策定される監査人の実務指針（監査基準委員会報告書、以下、監基報）の公開草案について説明を聞いた。概要は次のとおり。

■ カジノシークレット 入金報告書の長文化

カジノシークレット 入金基準の改訂に伴い、金融商品取引法に基づき提出されるカジノシークレット 入金報告書に、これまで記載のカジノシークレット 入金意見に加えて「カジノシークレット 入金上の主要な検討事項」（Key Audit Matters、ＫＡＭ）を記載し、カジノシークレット 入金報告書を長文化させる対応が２０２１年３月期決算から求められる（８月９日号既報）。

■ ＫＡＭの目的・性質

ＫＡＭ導入の目的は、カジノシークレット 入金プロセスを説明することにより、カジノシークレット 入金の透明性を高め、カジノシークレット 入金報告書の情報価値を向上させることにある。したがって、ＫＡＭはカジノシークレット 入金意見の形成には影響せず、カジノシークレット 入金人は個々のＫＡＭについてカジノシークレット 入金意見を述べるものではない。

■ ＫＡＭの選定

ＫＡＭはリスク・アプローチに基づき、カジノシークレット 入金人が当年度のカジノシークレット 入金の過程でカジノシークレット 入金役等と協議した「重要な事項」（経営者とカジノシークレット 入金人との間で協議した重要な事項を含む）のなかから２段階で絞り込み、選定される。

まずは、特別な検討を必要とするリスク、見積もりの不確実性が高いと識別された事項など経営者の重要な判断を伴う事項のカジノシークレット 入金人の判断の程度、当年度発生した重要な事象または取引などを考慮して、「重要な事項」のなかから「特に注意を払った事項」を絞り込み、そのうえで「特に重要であると判断した事項」に絞り込まれ、ＫＡＭが選定される。

絞り込みは、各企業のカジノシークレット 入金における相対的な重要性に基づき行われるため、企業間でＫＡＭの記載項目を一致させる必要はない。

■ ＫＡＭの記載

ＫＡＭはカジノシークレット 入金報告書上に単独の区分を設け、カジノシークレット 入金意見とは別に記載する。当該区分には、個々のＫＡＭごとに、関連する財務諸表の開示があればそれへの参照、ＫＡＭの内容、その選定理由、カジノシークレット 入金上の対応を記載する。ＫＡＭはカジノシークレット 入金プロセスを説明するものであるから、その記載ぶりが各企業でそろうものではない。

ＫＡＭの記載にあたり、未公表情報を不用意に使わないよう注意喚起している。ＩＲでの開示情報など財務諸表に記載のない情報は公表情報として取り扱われるため、カジノシークレット 入金人はその情報を利用してＫＡＭを記載することがある。ただし、それらはカジノシークレット 入金対象外であるためＫＡＭでの当該情報への参照は不要である。

＜質疑応答＞

質疑応答では、ＫＡＭの目的はあくまでも当年度の各企業のカジノシークレット 入金プロセスの開示であり、企業間の記載ぶりを比較したり、その個数や長さで評価したりするものでないこと、同一企業の時系列での記載内容は企業の状況が変わらなければ同じ項目が記載されることもあることが確認された。

日本公認会計士協会は、今回の公開草案で寄せられた意見をもとに、１９年３月までに監基報を確定して公表するとしている。また、 ＫＡＭ導入にかかるカジノシークレット 入金実務に資するＱ＆Ａ等の資料の作成も今後予定している。

【経済基盤本部】