経団連は6日、2012年春季労使交渉の大手企業業種別回答状況(加重平均)の第1回集計を発表した。
調査対象(21業種大手245社)のうち、14業種91社(37.1%)で回答(了承・妥結含む)が示されており、このうち平均額がわかっている10業種37社の総平均は6240円、賃上げ率カ ジ ノ シ ー ク レ ッ ト4%となった。多くの企業が昨年同様、「定期昇給の実施」「賃金体系の維持」と回答したことから、昨年の第1回集計結果(11年4月1日発表、6346円、カ ジ ノ シ ー ク レ ッ ト7%)とほぼ同水準となった。
回答額の分布をみると、「5000~5500円未満」(20.7%)、「5500~6000円未満」と「6000~6500円未満」(各17.2%)の上位三つを合わせた「5000~6500円未満」で5割強(55.1%)を占めている。
賃上げ率の分布でも、「カ ジ ノ シ ー ク レ ッ ト0~2.00%未満」(20.7%)、「1.70~1.80%未満」(17.2%)、「1.80~カ ジ ノ シ ー ク レ ッ ト0%未満」(13.8%)の上位三つ(1.70~2.00%未満)で5割(51.7%)を超えている。
今後は、5月上旬に第2回集計、6月上旬に最終集計を取りまとめる予定。
【労働政策本部】