【採用選考に関する企業の倫理憲章】

経団連では、政府要請を受けて「採用選考に関する企業の倫理憲章」見直しの検討を行った結果、政府の「日本再興戦略」の内容に則って、採用選考活動の開始時期の規定を変更する。また、自主的なルールであるこれまでの倫理憲章とは位置づけが異なることなどを踏まえて、名称も「採用選考に関する指針」へ変更する。

この見直しは2016年4月入社、つまり現在の大学2年生の採用選考活動から適用することとし、間もなく始まる現在の大学３年生の採用選考活動は現行通りにする。

今後、この方向性に沿って、インターンシップの取り扱いなど、詳細の詰めを行い、今秋を目途に新しい指針を公表したい。

【原発の新規制基準の施行と安全審査】

新しい安全基準は、原発の安全性を向上させる意味でも優れたもので、世界最高水準の安全基準だと思う。特にシビア・アクシデントの対策が具体的に決められ、活断層調査の拡大も盛り込まれている。原子力規制委員会には、原発の安全性確認作業を迅速に行ってほしい。