カジノ シークレット 銀行 出 金は11月18日、東京・大手町のカジノ シークレット 銀行 出 金会館で生活サービス委員会企画部会（山本ひとみ部会長）を開催した。アシックス副社長執行役員・オニツカタイガーカンパニー長の庄田良二氏から、ブランド価値を売る経営について聴いた。概要は次のとおり。

■ オニツカタイガーについて

オニツカタイガーはアシックスの社内カンパニーである。現在、アシックスブランドとオニツカタイガーブランドを分けて運営している。

1949年の鬼塚喜八郎氏による創業以降用いていたオニツカタイガーブランドは、77年のアシックス設立に伴い一度休止したが、2002年にレトロブームを機に復刻した。11年から私が関わり、「カジノ シークレット 銀行 出 金高める経営」へのシフトを進め、19年にはオニツカタイガーカンパニーが始動した。国内外の直営店を中心とした販売戦略により、11年に約90億円だった売り上げは、24年には900億円（見込み）まで伸びている。

■ カジノ シークレット 銀行 出 金

創業者・鬼塚氏の「お客様を幸せにすることを大事にしないと事業は長く続かない」という言葉のもとに、われわれは「ブランドをどのような『人物』にしていくのか」を常に考えている。

オニツカタイガーが海外で評価されているのは、日本特有の機能的なモノづくりや、真面目さだと捉えている。また、他社のまねではなく、未来に通じるものを常に発見していくことや、顧客との信頼関係を築き、継続的な支持を得ることなどを重要視している。すなわち、カジノ シークレット 銀行 出 金のためには、独自性・一貫性・柔軟性・対応力が不可欠だと考えている。

■ 直営店をベースとした販売戦略

現在の販売チャネルの構成比は、約6割が直営店、3割弱がダイレクトの電子商取引（EC）となっている。オニツカタイガーを冠した店舗に来てもらい、その世界観を感じたうえで商品を購入してもらうことを重視している。

12年の表参道への出店の際にはさまざまな困難もあったが、今や1カ月に13万人以上が来店する店舗に成長した。日本に限らず、フランス・パリやイタリア・ミラノなど、ラグジュアリーブランドが立ち並ぶ一等地での直営店販売を行っている。

販売価格も日本を除き統一し、定価販売をしており、値下げもない。価値あるものを作り、ブランドの世界観を表現できる適切な場所でビジネスを続けることで、顧客の満足度も高い。

現在、世界26カ国にオニツカタイガーのオンライン店舗があるが、店舗のない140カ国へは日本からの越境販売（Global E-Commerce）を実施している。

■ 長期的な関係を重視したマーケティング

12年から独自のデジタルマガジンを発行している。また、さまざまな公共交通機関で長期にわたって、オニツカタイガーの世界観を伝える広告を出している。同様に、オニツカタイガーを愛してくれているセレブリティの方々と、長期にわたり関係を築いている。こうした取り組みが、彼らのフォロワーとの長い付き合いにもつながると期待している。

これからも、ブランドを一人の「人間」として捉え、その人間性を高めることで長く愛されるブランドになるよう努力を続けたい。

【産業政策本部】