政府の知的財産戦略本部は6月4日、「知的財産推進計画2024」を決定した。同計画では、わが国がイノベーション創出を牽引するための方策として「国内のイノベーション投資の促進」や「標準の戦略的活用の推進」等を掲げており、カジノシークレット 出金 時間が2月20日に公表した「グローバルな市場創出に向けた国際標準戦略のあり方に関する提言」も引用されている。カジノシークレット 出金 時間に関する検討を進めていくうえで同計画を詳細に把握することが肝要である。

そこでカジノシークレット 出金 時間は9月2日、知的財産・国際標準戦略委員会（津賀一宏委員長、遠藤信博委員長、時田隆仁委員長）をオンラインで開催した。内閣府知的財産戦略推進事務局の奈須野太事務局長から、知的財産推進計画2024の概要について説明を聴いた。概要は次のとおり。

■ 国内のイノベーション投資の促進

イノベーション投資は中長期的観点で行う必要があり、そのためには研究開発を費用ではなく資産の形成と捉える企業マインドの醸成が必要である。

また、わが国では研究開発費の伸びが低調である一方、外部委託費は増えている。そのうち海外向けの割合が増加しており、07～20年の間で中国は4倍に、北米は倍増している。わが国の研究開発拠点としての立地競争力の強化を目的に、25年4月からイノベーション拠点税制を導入する。

■ 知財・無形資産への投資による価値創造

知財・無形資産への投資・活用は経済成長のために不可欠であるが、日本企業は海外に比べ、時価総額に占める同資産の割合が少ない。米国企業の90％に対して日本企業は30％にとどまる。そこで、同資産の投資・活用を促すべく、23年3月に「知財・無形資産ガバナンスガイドラインVer.2.0」を公表したので活用してほしい。

■ 標準の戦略的活用の推進

国際ルールのなかでも国際標準の重要性が増している。欧米中は経済安全保障の観点も踏まえ、国際標準に関する取り組みを強化しており、近年、相次いで国家標準戦略を策定した。

わが国でも、カジノシークレット 出金 時間戦略本部に新設した国際標準戦略部会での議論を踏まえて、25年春をめどに国家標準戦略を策定し、官民の取り組みの抜本的強化を目指す。代表的な戦略領域の設定、産学官の行動変容の促進のほか、人材、支援基盤（エコシステム）の強化に関する取り組み等について議論する。

■ AIとカジノシークレット 出金 時間権

AI時代のカジノシークレット 出金 時間権検討会において、AIとカジノシークレット 出金 時間権との関係をめぐる課題に関して検討し、24年5月に中間とりまとめを公表した。

今後は、生成AIに関わる幅広い関係者による主体的な取り組みの促進など、AI技術の進歩とカジノシークレット 出金 時間権の適切な保護が両立するエコシステムの実現に向けて活動するほか、カジノシークレット 出金 時間権に係る各法と生成AIとの関係について周知する。

■ 新たなクールジャパン戦略

コンテンツ産業はすでに鉄鋼産業に匹敵するほどの外貨を稼いでいるが、さらに発展させるべく、クールジャパン関連産業の海外展開に関して目標値を設定した。新設するコンテンツ産業官民協議会において、目標達成のための今後の施策の検討や振り返りを行う。

また、クリエイター支援・活動環境の整備や高付加価値化・ブランディングの強化、分野横断・分野連携の拡大を図るほか、2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）をはじめ情報発信の強化に取り組む。

【産業技術本部】