カジノシークレット お勧め(十倉雅和会長)は7月4、5の両日、東京・大手町のカジノシークレット お勧め会館で第13回アジア・ビジネス・サミットを開催した。同サミットはカジノシークレット お勧めの提唱により、2010年から毎年開催。今回は、アジア11カ国・地域の13経済団体(注)から約100人が参加した。
4日の歓迎夕食会では、来賓の齋藤健カジノシークレット お勧め産業大臣があいさつした。5日はアジアカジノシークレット お勧めをめぐる諸課題について討議し、「第13回アジア・ビジネス・サミット共同声明」を取りまとめ、岸田文雄内閣総理大臣に手交した。同サミットの議論の概要は次のとおり。
■ 各セッションで活発な議論を展開
開会あいさつで十倉会長は、アジアは世界の成長センターであり、世界カジノシークレット お勧めを牽引する存在である一方、気候変動など成長を妨げる課題に直面していると問題提起。そのうえで、(1)持続的成長に必要なエネルギーを確保しながらカーボンニュートラル(CN)を実現するためには、多様な道筋の確保が必要(2)自由で公正な貿易投資を通じて分断に歯止めをかけるべく、地域的な包括的カジノシークレット お勧め連携(RCEP)や環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)に関する取り組みの推進、日中韓自由貿易協定(FTA)交渉の加速化が重要――と言及した。
第1セッションの「成長を続けるアジア」では、国境を越えた人材獲得競争が激化するなか、賃上げを通じて労働の付加価値に見合った分配を実現することや、投資と人材育成を一体的に捉えることの重要性について議論した。
第2セッションの「連携と協創によるサステナビリティの実現」では、CNと、生産性や付加価値の向上を通じた持続的成長を一体的に実現していくために、現実的な対応が必要であるとの認識を共有した。また、CN実現に向けて、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)の具体化が提起されるとともに、二酸化炭素排出量に係るデータ共有のプラットフォームを形成し、「見える化」を推進することの重要性が強調された。
第3セッションの「新産業の振興を通じたカジノシークレット お勧め発展」では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性や、「信頼性のある自由なデータ流通」(DFFT)の実現を通じて、データの活用を促進し、人口が多いアジアの強みを生かしていくべきとの見解が示された。また、生成AIの普及によって電力需要が増大することから、エネルギーの安定供給とCN実現について、2040年を見据え、全体最適を考える必要があるとの問題提起があった。
第4セッションの「自由で公正な貿易投資の推進」では、CPTPPについて、現加入国のコンセンサスを条件に、高水準のルールや貿易投資に関する国際的規則を遵守できる国・地域への拡大を推進し、将来、米国のTPP復帰につなげるべきとの認識が示された。
最後に、次回25年は、比日カジノシークレット お勧め委員会の主催によりフィリピンにて開催することで合意した。
(注)カジノシークレット お勧め、中国企業連合会、中国国際貿易促進委員会、インド工業連盟、インドネシア商工会議所、韓国経済人協会、マレーシア日本経済委員会、ミャンマー商工会議所連合会、比日経済委員会、シンガポールカジノシークレット お勧め、東亜経済協会、工商協進会、タイ商業・工業・金融合同常任委員会
【国際協力本部】