経団連は5月20日、都内でカジノシークレット 初回登録(十倉雅和委員長)を開催した。永井浩二副会長のあいさつの後、2025年日本国際博覧会協会(博覧会協会)の石毛博行事務総長らから、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の準備状況や機運醸成の取り組みなどについて説明を聴いた。あわせて、大阪・関西万博にパビリオンを出展する日本電信電話、パナソニック ホールディングスから、自社パビリオンの紹介などがあった。
博覧会協会の説明の概要は次のとおり。
■ 大阪・関西万博の準備状況
18年11月に大阪・関西万博の開催が決定し、19年1月にその実施主体である博覧会協会が設立された。開幕まで1年となった24年は、これまでの成果を踏まえた「万博の成功・実現の年」であり、万博の成功から逆算して必要となる準備を行っていく。
大阪・関西万博には、現在、161の国・地域、9国際機関が参加を表明している。これは日本で開催した万博のなかで最も多い数であり、大阪・関西万博への期待の高さがうかがえる。
会場建設は順調に進んでいる。大阪・関西万博のシンボルである大屋根リングは、木造部分の8割が完成している。海外パビリオン、民間パビリオン、日本・自治体パビリオンなどの建設も進展している。海外パビリオンのうち、各国が独自に建設するパビリオン(タイプA)の建設が遅れているという指摘があるが、海外パビリオンの起工式の日程をドバイ万博(21年開幕)の際と比較すると、大阪・関西万博における建設が遅れているわけではないといえる。
会期中に開催する多彩なイベントの準備も進んでいる。一般に公募して行う催事は、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)の2倍となる514件の申し込みがあった。
■ 機運醸成に向けた取り組み
大阪・関西万博の全国規模での機運醸成に取り組んでいる。開幕までのカウントダウンイベントとしては、開幕500日前イベント(23年11月)、1年前イベント(24年4月)などを開催しており、24年10月には開幕半年前イベントの実施を計画している。こうしたイベントの前後には、メディアも大阪・関西万博を大いに取り上げた。各企業・団体の協力のもと、全国各地でポスターやサイネージなどの掲示も行っている。
次のPR重点期間は、開幕半年前の9~11月に設定している。来場日の予約やパビリオンの先行予約が始まるこの時期に向けて、万博会場で見ることができる具体的な内容を発信していく。また、新しいキービジュアルなども打ち出して、広報・プロモーションを行っていく。各企業・団体には、引き続き機運醸成の取り組みへの協力をお願いする。
■ 入場チケットについて
入場チケットは合計2300万枚の販売を目標としている。前売りチケットでは1400万枚の販売を目指しており、このうち経済界には700万枚を購入いただけるとありがたい。まだ購入していない企業には、購入をお願いしたい。
【総務本部】