カジノシークレット お勧めは7月7日、会員企業各社の女性役員のさらなる活躍を応援する「カジノシークレット お勧め女性エグゼクティブ・ネットワーク」のカジノシークレット お勧めの一環として、壁画アートカンパニーOVER ALLsの赤澤岳人社長による講演会をトヨタコネクティッド(本社:愛知県名古屋市)の東京オフィス・TOKYO GLIP(東京都千代田区)で開催した。昨今、企業経営においても、これまでの論理や合理性に縛られず、新しい価値を創造していくためのアート的思考が注目されている。46人の女性役員が出席し、「頭で考えるHOWから心で感じるWOW!へ」をテーマとする講演を聴くとともに意見交換した。また、講演後、いち早く企業経営にアートを取り入れているトヨタコネクティッドの林万由弓氏から、自社の経営にアートを取り入れるに至った経緯や壁画に込められた想いについて説明を踏まえつつ、同社の壁画アートを鑑賞した。講演の要旨は次のとおり。
■ VUCAの時代に必要なこと
「なんとなく、これ好き」「なんかわからないけど、良い」といったことはビジネスの文脈において否定されがちで通常は根拠が求められる。現代はVUCA(Volatility〈変動性〉、Uncertainty〈不確実性〉、Complexity〈複雑性〉、Ambiguity〈曖昧性〉)の時代に突入したといわれて久しいが、その前はSPEC(性能・仕様)が人々の心を動かしていた時代であった。例としてテレビが挙げられる。“三種の神器”として位置付けられ、誰もが白黒テレビを欲しがった昭和の時代から、カラー、4K、8KとテレビのSPECは進化してきた。しかし、当時白黒テレビを欲しがった人たちに比べて、8Kテレビを欲しがる人は少なく、SPECが進化しても社会に対するインパクトはどんどん小さくなっている。これは言い換えるとSPECが矮小化しているということである。世代別の価値観についても、40~70代の食べ物やブランド品、いい暮らしを求めるSPEC重視型から、30代以下の若い世代の情緒や働く意味といったことを求めるEMOTION重視型へと変化している。モノ消費からコト消費へ、さらにはエモ消費へと、消費のかたちが変化しているなかで、個人や会社のWOW(Love, Like, Feeling)から発想する視点が、今の日本の企業に足りないことなのではないか。
■ 頭で考えるHOWから心で感じるWOW先行へ
OVER ALLsは、当初2人で、肖像画アートを受注する会社としてスタートした。「会社の壁に絵を描いてほしい」との要望に対し、絵を描くに至った経緯や会社に対する想い等を基に絵を描いたところ大変好評であった。そこで「個人にも法人にも想いがある」ということに気がつき、想いを壁画アートというかたちで表現するお手伝いをしている。感情を表現することが「WOW」であり、感動から行動するというのは人間が本来持つ基本的かつ自然な行為である。一人ひとりが自分のWOWをもっと出せて、それを社会と共感したうえでHOW(Spec, Logic, KPI)に落とし込めればきっと楽しいはずである。当社は壁画アートで表現することを通じて「楽しい国、日本」の実現を目指している。
【ソーシャル・コミュニケーション本部】