経団連は5月21日、カジノシークレット おすすめ(青木秀子部会長)をオンラインで開催し、新型コロナウイルスによる消費者の行動変容や意識の変化に対する各社の取り組みについて、花王の松田知春代表取締役常務執行役員、日本ハムの片岡雅史執行役員、トヨタ自動車の伊藤真一お客様関連部総括・渉外グループ長から説明を聴くとともに意見交換した。説明の概要は次のとおり。
■ 花王
コロナ禍の影響で、消毒・衛生用品の需要が急増した。花王では「暮らしのきれいを守ろう!」をテーマに「プロテクトJAPAN」活動を開始し、手指消毒液やハンドソープなどの大幅な増産と安定供給に努めてきた。
また、正しい手やマスクの洗い方、感染予防に役立つ情報をウェブサイトで発信しつつ、コロナ禍での生活者の困りごとへの電話相談体制を強化した。全国の医療従事者への商品提供も実施した。化粧品事業では、マスクに合わせたメイクの提案、デジタルテスターの導入等を進めている。今後も消費者に安全安心のサービスを提供していく。
■ 日本ハム
コロナ禍でライフスタイルの多様化が加速するなか、食卓の変化に注目。対応する商品をあわせて紹介する「FOOD STYLE LABO 2021」を発表し、ニューノーマルに備える9つの食卓を提案した。一例として、高齢者の一部が、コロナ禍の巣ごもりにより運動機会と食事量が減少していることに着目。身体的、精神的、社会的な虚弱状態(フレイル)の増加が懸念されることから、筋肉の維持に必要なたんぱく質のさまざまな摂取機会を提供することで、お客さまの健康に貢献していきたい。ニッポンハムグループでは、Vision2030「たんぱく質を、もっと自由に。」を掲げ、環境・社会に配慮した商品開発、安定供給等を通じ、人々が食をもっと自由に楽しめる食生活を創出していく。
■ トヨタ自動車
高齢化の進展や公共交通機関の縮小にコロナ禍が加わり、お客さまの「安全、安心な移動」へのニーズが拡大している。自動ブレーキ等の予防安全機能の搭載や、自然災害時用の「クルマ救電」機能の実装等を通じ、安全、安心なクルマづくりを進めている。また、販売店舗の感染予防対策を徹底し、販売店と直接連絡できるオンラインの「My TOYOTA」を展開している。さらに、消費生活アドバイザー資格保持者が、安全運転実技講習施設「モビリタ」や車両カタログ、発売前の車両やその新機能等をお客さま目線で確認している。今後も安全、安心、お客さま第一に取り組んでいく。
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説明後、ポストコロナの消費行動の展望、顧客視点での製品調査における課題、コロナ禍で再認識したサプライチェーンのあり方等について、活発に意見交換した。
【ソーシャル・コミュニケーション本部】