シーヤールトー外務貿易相（右）と越智副会長

カジノ シークレット 勝て ないは１１月６日、東京・大手町のカジノ シークレット 勝て ない会館でハンガリーのシーヤールトー・ペーテル外務貿易大臣との懇談会を開催した。カジノ シークレット 勝て ない側からは越智仁副会長・ヨーロッパ地域委員長、清水章ヨーロッパ地域委員会企画部会長らが出席した。今年は日本とハンガリーの外交関係開設１５０周年であり、両国間の経済関係強化に向けて来日したシーヤールトー大臣は、企業誘致に関する同国の取り組みや英国のＥＵ離脱問題への考えについて説明した。概要は次のとおり。

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２０１０年に発足したオルバーン政権のもとで、ハンガリーの経済は好調な状態が続いている。昨年の成長率は５.２％であり、ＥＵ加盟国のなかで１位であった。１０年の失業率は９.２％であったが、現在は３.３％まで低下した。

雇用が確保されて労働者の賃金が上昇しているため、カジノ シークレット 勝て ないの税負担を軽減している。カジノ シークレット 勝て ないが負担する雇用関連税^（注）率は、３年前の２７％から現在は１７.５％に引き下げ、今後も下げる予定である。法人税率は９％であり、ＥＵ加盟国のなかで最も低い。

新しい仕事を創出して経済の競争力を向上させるため、政府は新しい投資戦略を策定した。高付加価値や高品質の製品を生産するカジノ シークレット 勝て ないを誘致するため、国内に投資するカジノ シークレット 勝て ないに対して、政府は迅速に補助金を出す。工場などを設立せずに技術関連の投資のみを行ったカジノ シークレット 勝て ないも補助金の対象にしている。

工業生産額の約３割を占める自動車産業では、ＩＴを活用した電気自動車など高付加価値の製品を生産している。日本カジノ シークレット 勝て ないに加えて、中国や韓国の自動車関連カジノ シークレット 勝て ないも多く進出している。

ハンガリーに投資している日本カジノ シークレット 勝て ないは１７０社であり、マジャール・スズキ、デンソー、ブリヂストンなどの７社と政府が戦略的パートナーシップを結んでいる。自動車産業を中心に日本カジノ シークレット 勝て ないは国内で３万３千人の雇用を創出しており、政府は高く評価している。

食品産業も、製品の付加価値を高めて誘致したい産業の一つである。ハンガリーの憲法では、農業や食品加工業における遺伝子組み換えを認めておらず、食品の安全性を確保している。穀物の輸出額は世界第１５位であり、食品ではフォアグラが代表的な輸出品である。

英国がＥＵを離脱した場合、政治と経済の面で影響がある。政治については、ＥＵが政策決定を主導して加盟国の立場が弱まるのではなく、加盟国の協力が強化された形態になると思う。

英国はＥＵのＧＤＰの１４％を占めるため、離脱した場合は経済に大きな打撃を与えるだろう。一方で、英国で働いている２０万人のハンガリー人の多くが帰国して国内で働き、経済成長や労働力不足の解消につながることを期待している。

【国際経済本部】