カ ジ ノ シ ー ク レ ッ トは7月16日、2019年春季労使交渉の大手企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。
調査対象(21業種大手251社)のうち、21業種174社(69.3%)で妥結しており、集計可能な17業種114社の平均引き上げ額は8200円、アップ率は2.43%だった。前年の最終集計値(17業種116社平均8539円、2.53%)と比べると、額・率ともに若干減少(マイナス339円、マイナス0.10ポイント)はしたものの、いずれも2000年代に入って3番目に高い水準となった。
引き上げ額の分布をみると、「8000円以上」が24.7%と最も多くなっており、「1万円以上」も10.3%に上っている。
アップ率の分布は、「2.20%以上」が41.2%で突出して多くなっている。これに「2.00~2.10%未満」(4.1%)と「2.10~2.20%未満」(13.4%)を加えると、6割弱(58.7%)の企業が2%以上の引き上げを実施している。
【労働政策本部】