説明するＪＩＣＡの江口氏（右）と青柳氏

カジノ シークレット 銀行 出 金の企業行動・ＣＳＲ委員会企画部会（森川典子部会長、平居義幸部会長）は１０月２日、東京・大手町のカジノ シークレット 銀行 出 金会館で会合を開催した。国際協力機構（ＪＩＣＡ）評価部の江口雅之審議役兼次長、同部の青柳恵太郎コンサルタントから、ＪＩＣＡの事業評価を題材にインパクト評価の手法と活用について説明を受けるとともに意見交換を行った。説明の概要は次のとおり。

■ ＪＩＣＡの事業カジノ シークレット 銀行 出 金

ＪＩＣＡが事業カジノ シークレット 銀行 出 金を行うのは、カジノ シークレット 銀行 出 金で得られる提言や教訓等を活用する「学習」と、カジノ シークレット 銀行 出 金を公表する「説明責任」の２つの目的からだ。ＪＩＣＡでは技術協力、有償資金協力、無償資金協力の３スキームにかかわる２億円以上の事業に対し事後カジノ シークレット 銀行 出 金を実施し、その内容を公開している。

カジノ シークレット 銀行 出 金では開発援助委員会（ＤＡＣ）が提唱した５つの視点（妥当性、有効性、インパクト、効率性、持続性）をもとに、レーティングを行っている。その際、カジノ シークレット 銀行 出 金者倫理に基づきエビデンスとロジックを伴う責任ある説明、事前計画と事後の達成度の比較、客観的・定量的な確認、適切な要因分析を踏まえた提言・教訓の導出に努めている。また、定量的な効果を厳密に測定する「インパクトカジノ シークレット 銀行 出 金」のほか、事業の実施中のプロセスに着目して、エスノグラフィー（行動観察）等の手法を用いて事業効果発現の要因を検証・分析する「プロセスの分析」にも取り組んでいる。

■ インパクトカジノ シークレット 銀行 出 金手法とは

インパクトカジノ シークレット 銀行 出 金は、課題解決を意図した行為である「介入」によって生じた変化を測定・検証するものだ。介入対象者に生じた変化から、仮に介入がなかった場合に生じていたであろう変化を除いたものが介入効果であり、後者の測定なくしてインパクトカジノ シークレット 銀行 出 金はなし得ない。

ただし、介入がなかったと仮定した状態で発生する変化は、何らかのかたちで推定することになる。具体的には、カジノ シークレット 銀行 出 金特徴が似た代替集団を用いて推定することになるが、理想的な集団は簡単には見つからない。例えば、対象者の介入前後を比較する方法では介入がなくても生じた変化を排除できないし、単にカジノ シークレット 銀行 出 金それ以外を比較する方法では一方が有している特別な属性がもたらす違いを取り除けない欠点がある。要するに事前の状態や非対象者は、カジノ シークレット 銀行 出 金似ているとは考え難いのである。

むしろ、特徴が似た集団をあらかじめ意識的につくることが重要だ。理想的な手法は、政策・施策の潜在的対象者をランダムにカジノ シークレット 銀行 出 金非対象者に分けるランダム化比較試験（ＲＣＴ）だ。これができない場合は事後的に似た集団を探し出すようなことになるが、高度な専門知識が必要だ。

インパクトカジノ シークレット 銀行 出 金に求められる正確性・信頼性は目的によって変わってくる。精度が低くても、有用な意思決定材料になることもある。一方で助成財団のなかには信頼性が高い効果検証結果があることをもって助成を決定しているところもある。広告・宣伝なら取り組みを示すだけでよいかもしれない。

■ インパクトカジノ シークレット 銀行 出 金手法の使いどころ

国際開発分野では、課題解決に有効な介入手法について不確実性が高い分野やテーマもある。そこで、ＪＩＣＡでは効果的な手法を選択できるよう、インパクトカジノ シークレット 銀行 出 金を通じてその介入効果を厳密に測定し、手法選択の意思決定に資するエビデンスをつくっている。したがって、インパクトカジノ シークレット 銀行 出 金は事業の検証手段以上に、課題解決に向けて介入手法を特定する準備手段といえる。

【ＳＤＧｓ本部】