経団連は農業の先端・成長産業化を目指して、農業を核とするフードバリューチェーンの将来像に関する検討を進めている。その一環として８月３日、都内で農業活性化委員会企画部会（髙橋勝俊部会長）を開催し、カジノシークレット キャッシュバック 上限経済研究所の折笠俊輔農業・地域振興研究開発室室長、農家とレストランのマッチングサービスを提供するプラネットテーブルの菊池紳社長から、フードバリューチェーンの最適化の現状と将来像、マーケットインに向けた取り組みなどについて聞くとともに種々懇談した。説明の概要は次のとおり。

■ フードバリューチェーンと農業のこれから（折笠氏）

フードバリューチェーンは大きく変わってきており、生産者・産地とカジノシークレット キャッシュバック 上限の距離は今後さらに縮まっていくと考えている。

これまで、多数の生産者と多数の消費者を仲介する存在として、卸売市場が重要な役割を果たしてきたが、生産者の大規模化や消費者ニーズの多様化に伴って、直接販売や契約栽培による市場外カジノシークレット キャッシュバック 上限が拡大している。改正卸売市場法の成立により、卸売市場は大ロットでの需給調整機能として残りつつも、市場カジノシークレット キャッシュバック 上限と市場外カジノシークレット キャッシュバック 上限の競争が発生するだろう。また、生産・加工・販売の一体化、小売・外食・中食といった業界の垣根を超えた連携が進展しており、「食」ビジネスにおける利益の上げ方も変わっていくことが想定される。

こうしたなか、フードバリューチェーンを最適化するには、個別ニーズに対応して増加する物流コストの削減、農業や食産業で特に顕著な人手不足への対応、プライベートブランドに対抗し得る地域性を持った商品展開の３つがカギとなるだろう。

■ 食料産業を再デザインする（菊池氏）

農業はクリエイティブな産業だが、カジノシークレット キャッシュバック 上限構造を改革しない限り、生産者のモチベーションを維持することができない。そこで当社では、農産物のカジノシークレット キャッシュバック 上限・物流プラットフォーム「ＳＥＮＤ」を立ち上げた。

ＳＥＮＤには、４５００軒の農家と３７００軒のレストランが登録しており、レストランからの注文を受けて、農家が生産物を出荷し、当社の物流網で届けている。あらかじめ食材の需要量を予測し、生産者に作付けを依頼していること、カジノシークレット キャッシュバック 上限手数料を抑えて販売価格の８割相当を農家に還元していることが大きな特徴である。また、生産物を一番よい状態で消費者へ届けたいという生産者の思いに応えるため、産地から消費地までの輸送時間を１８.５時間（市場平均は３.８日）にまで短縮した。以上の努力により、カジノシークレット キャッシュバック 上限過程でのロス率は０.８８～１％（世界の食料のロス率はカジノシークレット キャッシュバック 上限過程で約１５％）である。

登録者は今も拡大しており、今後もこうしたサービスを通じて、カジノシークレット キャッシュバック 上限し、特に地域の中核を担う若い世代の新規就業者を増やしていきたい。

【産業政策本部】