経団連は６月２６日、都内で情報通信委員会企画部会 （武山芳夫企画部会長）を開催し、経済産業省商務情報政策局の渡邊昇治総務課長、成田達治情報産業課長、中野剛志情報技術利用促進課長から、デジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）の推進に向けた取り組みについて説明を聞くとともに意見交換を行った。概要は次のとおり。
■ ＩＴ戦略をめぐる諸情勢
中国や欧州連合が戦略的にＩＴ政策を推進しており、今後、アジア・太平洋地域のなかから追随する国が出てくるかもしれない。こうしたなか、日本としては政府部門とともに民間部門のＤＸの推進が求められている。
■ 民間部門のＤＸに向けた課題
老朽化・複雑化・ブラックボックス化した情報システム（レガシーシステム）が８割以上の大企業で残存し、約７割の企業が、老朽システムがＤＸの足かせになっていると感じている。これまで短期的観点でのシステム改修を繰り返した結果、長期的に保守・運用費が高騰する「技術的負債」が生じている。その結果、民間部門におけるＩＴ関連費用の約８割が現行カジノシークレット 仮想通貨 入金出金維持管理に使われており、戦略的なＩＴ投資に資源が振り向けられていない。
■ 老朽化した基幹系カジノシークレット 仮想通貨 入金出金刷新の必要性
昔から議論されていることではあるが、レガシーシステムを放置しておくと大変なことになる。旧システムを担った人材の引退やＩＴカジノシークレット 仮想通貨 入金出金サポート終了等によるカジノシークレット 仮想通貨 入金出金保守・運用の困難性、カジノシークレット 仮想通貨 入金出金老朽化・複雑化に起因するサイバー攻撃や事故・災害に対するリスクの高まり等に伴う経済損失は、２０２５年以降、年間１２兆円程度となる可能性がある。加えて、カジノシークレット 仮想通貨 入金出金老朽化・複雑化のためにＩｏＴやＡＩ等の新技術に対応できないことによる機会損失が３０年時点で３４兆円程度に上る可能性もある。カジノシークレット 仮想通貨 入金出金担当者は事態の重要性を理解しているが、対策にカネと時間がかかることから、経営トップの理解が得られていない。
■ 民間部門におけるＤＸに向けた検討
経産省は「デジタルトランスフォーメーションに向けた検討会」を設置し、以下のような課題について検討している。
- ＤＸに向けたカジノシークレット 仮想通貨 入金出金刷新等の意義についての、経営者を含めた理解促進
- 膨大な費用と時間を要するＩＴカジノシークレット 仮想通貨 入金出金刷新の方策
- ＤＸを推進するためのＩＴ人材の育成
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講演の後の意見交換では、出席者から、「国内外の状況を正確に把握したうえでＤＸを進めるべきだ」「ＩＴカジノシークレット 仮想通貨 入金出金刷新は、ビジネスプロセスの見直しと連動させて行うことが必要」「カジノシークレット 仮想通貨 入金出金刷新は仕事の効率を高めることから、政府の働き方改革と連動してＤＸを進めるという視点もあり得る」「ＤＸを進めるため、中小企業も含めた、きめ細かい支援が必要」といった意見が出された。
【産業技術本部】