リーマンショック後の世界経済危機に対処するため2008年11月に発足したG20は、主要先進国・新興国の首脳が参画する「国際経済協調の第一のフォーラム」として、グローバルな課題を検討する重要な場となっている。
経済界では、G20サミットにあわせて毎年、B20サミット(G20ビジネス・サミット)を開催し、経済界の意見を各国首脳に届けている。
■ 今年のB20アルゼンチンに向けて
今年11月30日から12月1日にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催されるG20サミットに先立ち、B20サミットは10月4日から5日に同市で開催予定である。これに向けB20としての共同提言を策定すべく、5月28~29日にパリでタスクフォース合同会合等が開催された。
議長国のB20アルゼンチンやカジノシークレット 銀行出金等の各国経済界、OECD等の国際機関が参加し、8つのタスクフォース((1)雇用・教育 (2)成長に資するファイナンス・インフラ (3)持続可能な食料システム (4)貿易・投資 (5)デジタル経済・インダストリー4.0 (6)エネルギー・資源効率性・持続可能性 (7)中小企業発展 (8)高潔性・コンプライアンス)で活発な議論が展開された。
こうした議論を踏まえ、遅くても8月までに提言を取りまとめ、B20からG20議長のアルゼンチン政府に働きかけを行う予定である。
■ タスクフォースにおける主な論点(例)
【雇用・教育】
- (1) 開放的、ダイナミックで包摂的な労働市場の推進
- (2) 非公式部門(informal sector)を助長する諸条件への対応
- (3) 持続可能な成長に向けたスキル開発や生涯学習の強化
- (4) アントレプレナーシップとイノベーションの支援
【成長に資するファイナンス・インフラ】
- (1) 資産クラス(投資対象となる資産グループ)としてのインフラ整備推進
- (2) PPP(官民連携)がもたらすインパクトの強化
- (3) 住宅購買力格差の縮小
- (4) インフラ投資と経済成長に資する金融規制の環境整備
【貿易・投資】
- (1) 将来の多国間貿易システム
- 国有企業に関連した競争歪曲への対応
- デジタル貿易・電子商取引に対する新たなルール形成
- グローバル・バリューチェーンの発展とSMEs(中小企業)の包摂
- (2) 多国間投資政策
- (3) WTOの多国間貿易システムの改善
【カジノシークレット 銀行出金.0】
- (1) インダストリー4.0の発展と実装の促進
- (2) デジタル貿易と国際的データ流通の推進
- (3) 金融技術(フィンテック)におけるイノベーション支援
- (4) グローバルな連結性とインフラ整備の推進
- (5) サイバーセキュリティの強化
- (6) 零細・中小企業(MSMEs)のデジタル化支援、職場で必要なデジタルスキルの開発
■ 今後の予定
今年秋のG20/B20の後、議長国はわが国に引き継がれる。
カジノシークレット 銀行出金としては、来年6月28日から29日に大阪で開催されるG20サミットに先立ち、B20サミットを主催するとともに、B20としての意見を取りまとめ、G20の議論に反映させるべく働きかけていく。
【国際経済本部】