東京大学政策ビジョン研究センターカジノシークレット 入金ボーナス経営研究ユニット特任助教 ヘルスケア・コミッティー会長 |
古井祐司 |
前回は、従業員同士が影響しあって、カジノシークレット 入金ボーナス改善を実現した企業をご紹介しました(12月19日号参照)。今回は、これから取り組みを始める企業の参考となるよう、カジノシークレット 入金ボーナス経営を実現した企業の取り組みを時系列で整理し紹介します。
■ 「カジノシークレット 入金ボーナス宣言」から始まったカジノシークレット 入金ボーナス経営
花王は経営トップからのメッセージとして2008年に「花王グループカジノシークレット 入金ボーナス宣言」を打ち出し、カジノシークレット 入金ボーナスは従業員一人ひとりの生活基盤であるばかりでなく、企業、社会にとっても財産であることを示しました。同時に、カジノシークレット 入金ボーナスづくりの主体は従業員本人ではあるものの、個人では限度もあり、会社としても積極的に支援・応援することを伝えています。
09年には特定健診やレセプトなどのデータから「花王グループカジノシークレット 入金ボーナス白書」を作成し、従業員のカジノシークレット 入金ボーナス状況を可視化しました。さらに「白書勉強会」を設置しカジノシークレット 入金ボーナス課題を社内で共有することで、具体的な対策を議論しやすい土壌を醸成しました。例えば、製造部門では血圧の高い従業員が多い、営業部門は血糖が高い傾向があるといった特徴が明示されることで、事業所ごとにその背景を探り、対策を立てやすくなりました。また、70企業のカジノシークレット 入金ボーナス保険組合が参加する研究会(保険者機能を推進する会)を通じて、従業員のカジノシークレット 入金ボーナス状況を他企業と比較することで、「花王は若年で肥満化する傾向がある」といった特徴がわかり、どこに施策の重点を置くべきかが明確になりました。同年、「KAOカジノシークレット 入金ボーナス2015」を策定し、データに基づくカジノシークレット 入金ボーナスづくりを展開することになりました。
■ 振り返れば「コラボ・ヘルス」がカジノシークレット 入金ボーナス経営のポイント
「KAOカジノシークレット 入金ボーナス2015」のスローガンは、(1)重症疾患を半減し現役死亡をゼロに(2)メンタル疾患を低下傾向に(3)ヘルスリテラシーの高い社員づくり――です。(1)(2)を含めカジノシークレット 入金ボーナスを実現する基盤が(3)であることから、同社では従業員が健診結果を理解し、「自分ごと化」することに力を注いでいます。13年から自分の健診データは冊子やパソコンだけでなく、スマートフォンからも閲覧できるようにしたり、カジノシークレット 入金ボーナスづくりに取り組む人を応援する「カジノシークレット 入金ボーナスマイレージ」を推進したりしています。マイレージ対象のプログラム参加者の肥満改善率は高く、またプログラムにより効果に差があることから、今後は従業員や事業所の特性に応じたプログラム設計も期待されます。
私が08年から同社の取り組みを拝見しているなかで、次の3点がカジノシークレット 入金ボーナス経営を実現したポイントであったと感じます。一つは、従業員のカジノシークレット 入金ボーナスづくりを経営課題と位置づけ、現状および課題を「白書勉強会」などを通じて全事業所で共有したことです。次に、事務職は組織を動かし職場環境を整備する、医療専門職は従業員のカジノシークレット 入金ボーナス相談・指導に注力する、という役割が明確化されたこと、さらに、健保組合がカジノシークレット 入金ボーナス経営のための素材とカジノシークレット 入金ボーナスづくりのツール・機会を提供したことです。
このように企業と健保組合が協働する「コラボ・ヘルス」は、働き盛り世代のカジノシークレット 入金ボーナスや生産性の向上に寄与します。この考え方は大企業だけでなく、中小企業にも広がりをみせており、大分県では全国カジノシークレット 入金ボーナス保険協会(協会けんぽ)の支援を受け、すでに200社以上の企業が「カジノシークレット 入金ボーナス宣言」をしています。