カジノシークレット 入金の経済政策委員会企画部会(村岡富美雄部会長)は10月12日、東京・大手町のカジノシークレット 入金会館で会合を開催し、法政大学大学院政策創造研究科の小峰隆夫教授から、「日本経済の行方とこれからの成長戦略のあり方」をテーマに説明を聞いた。概要は次のとおり。
1.今こそカジノシークレット 入金成長の意義を再評価すべき
カジノシークレット 入金成長は七難を隠す。すなわち、カジノシークレット 入金成長によって困ることはなく、むしろさまざまな良いことが出てくる。例えば、成長によって所得が増え、企業の利潤も上がるため、雇用機会が増える。また、資源配分が容易になるため、構造改革も進みやすくなる。さらに、カジノシークレット 入金のパイの拡大によって社会的不満も小さくなるなど、良いことずくめであり、成長力の強化は非常に重要である。
2.政府の成長戦略の評価
2010年6月に取りまとめられた「新成長戦略」や、今年7月の「日本再生戦略」では、名目3%、実質2%のカジノシークレット 入金成長率が目標として掲げられた。しかし、成長は民間企業の活動によって生み出されるものであり、政府がコントロールできるものではない。こういったマクロの数字ではなく、例えば「(新薬における)ドラッグラグを何年以内に短縮する」といった、自らがコントロール可能な施策について、政府は具体的な数値目標を示すべきである。
また、「日本再生戦略」では、「グリーン」や「ライフ」など、重点分野へ優先的に資源配分を行うとしているが、こういったターゲティング・ポリシーは後追いであることが多いうえ、政策資源を大胆に集中することで、大胆に間違えてしまう可能性もある。政府が果たすべき役割は、民間企業の新規参入を促し、新市場が創出されるような環境を整備することである。
国民に負担を強いるような政策は厳しい批判にさらされるため、「日本再生戦略」では、当たり障りのない項目が掲げられている。しかし、「エネルギーの安定供給策」「医療・介護の制度改革の方向性」「TPP(環太平洋カジノシークレット 入金連携協定)への対応」という三つの重要施策に関する記述が不十分な点は問題である。
3.自民党の成長戦略の評価
民主党の成長戦略が国民生活重視であるのに対して、自民党の成長戦略「日本カジノシークレット 入金再生プラン」は、企業活動重視のスタンスを打ち出している。国民生活を充実させるためには、カジノシークレット 入金の基盤である企業活動を活性化させるべきであり、この点については評価できる。
しかし、成長戦略の大きな柱として据えた「国土強靭化基本計画」には問題がある。事前防災・減災等に資する事業計画を国が策定し、地方がそれに従うこととなっており、地域主権改革の流れに逆行する。また、公共投資主導によるカジノシークレット 入金成長を志向している点も問題である。公共投資を行う過程で需要は喚起されるが、継続性がない。財政赤字を増やすだけで、持続的なカジノシークレット 入金成長にはつながらない。
4.成長戦略をいかにつくるべきか
政権が代わるたびに、政策が「使い捨て」にされている。いまこそ、かつてのカジノシークレット 入金審議会で取りまとめていたカジノシークレット 入金計画の役割を見直すべきではないか。多くの専門家によるチェックを経て、理論的な整合性がとれた実現可能な計画案をもとに、学界、産業界、労働界、消費者など各界を代表する有識者が議論を繰り返すことにより、国民的なコンセンサスが形成されていた。カジノシークレット 入金計画は、極端な政治主導でも、官僚主導でもない、合意形成の一つの手法であった。先人の知恵を活用することが、いま求められる。
【カジノシークレット 入金政策本部】