カジノシークレット おすすめ ゲームの運輸委員会物流部会(丸山和博部会長)は、わが国産業全体の国際競争力強化と、それを支える運輸・物流分野における政策のあり方を検討する観点から、9月27、28の両日、四国および関西の港湾・空港・造船所を視察するとともに、関係する企業・行政と意見交換を行った。
■ 今治の海事クラスターの現状
今治(愛媛県)は、日本最大の海事関連企業の一大集積地として知られている。外航海運65社、内航海運215社、造船事業者14社、舶用機器メーカー160社の立地はいずれも日本一の規模であり、これに関連する産業や金融、教育機関等が集まり、海事クラスターを形成している。
■ 世界屈指の能力を誇る今治造船西条工場
商船の建造は日中韓の3国で世界シェアの9割近くを占めるが、日本のシェアは約2割程度である。国内シェア約21%でトップの今治造船グループは、世界シェア約4.3%、世界第5位の位置付けにあり、生産性の高さで他国に比べて優位性を確保している。同社の西条工場は、世界屈指の規模を誇る800トンクレーン3基と大型の移動建屋等を備え、各種の超大型船も建造することが可能な主力工場である。
今治造船西条工場の視察後、今治造船、瀬野汽船、四国開発フェリーから、造船業、内航海運・フェリー業、外航海運の直面する現状と課題について説明を聞くとともに、意見交換を行った。
■ 国際コンテナ戦略港湾(阪神港)
神戸港は、大阪港とともに「阪神港」として国際コンテナ戦略港湾に指定されており、その一翼を担う日本郵船神戸コンテナターミナルを視察した。あわせて、神戸港埠頭から、神戸港の概要、阪神港として今後目指すべき姿や戦略について説明を聞き、意見交換を行った。
■ 関西国際空港の取り組み
関西国際空港(関空)と大阪国際空港(伊丹)は7月1日に経営統合し、新関西空港会社が設立された。関空では、関空と伊丹の概要や関空におけるLCC(Low‐Cost Carrier)の誘致など、今後の成長に向けた取り組みについて説明を聞くとともに、10月28日の供用開始に向けて建設が進むLCC専用の第2ターミナルビルなどを視察した。
このほか国土交通省大阪航空局から、わが国の航空輸送に関する現状と課題などについて説明を聞くとともに、意見交換を行った。
【産業政策本部】