各位

企業は、社会からの信頼に支えられて初めて存続できる経済主体です。経営者は自ら先頭に立って実効あるガバナンスを構築するとともに、高い倫理観を持って社会的責任を全うしなければなりません。

こうしたなか、品質管理に係わる不適切な事案が続いていることは極めて遺憾であり、わが国企業に対する国際社会および国民からの信用・信頼を損ないかねない重大な事態であると受け止めています。

かかる事態から一刻も早く脱却するため、会員企業・団体各位には、品質管理に係わる不正・不適切な行為がないか、関連会社・傘下企業を含めた調査を自主的に行うとともに、改めて法令・契約遵守の徹底、実効ある不正防止策の実施をお願い申し上げます。

なお万が一、法令違反などの行為が確認された場合には速やかに公表し、関係省庁および当会にお知らせください。

経営トップ自らが率先して問題解決、原因究明に取り組まれますよう重ねてお願い申し上げます。